「石の学習会」の報告

平成25年8月8日(木)晴れ

8時30分 JR水沢駅東口集合
8時45分 市役所江刺支所東口
9時15分 JA米里支所
9時45分 戸中金山跡着

案内人佐藤昭治さんから戸中金山概要説明の後、講師の原子内先生から石の見分け方や諸注意を聞き、佐藤昭治さんの案内で最後の坑口「鷹ノ巣坑道」へ。暑い日だっただけに、深い森はひんやりとし坑道前を流れる戸中川渓谷が美しく、涼しげである。坑道前に行くと更に坑道から涼しい風が流れ、もっと暑い朝は坑道口の上から冷たい霧が吹き出て、朝日射し虹がとてもきれいとか。
坑道に入ることはできませんでしたが、ライトで照らし、中を見た子供たちは「すごい、すごい」と喜んでいました。その後会員の手を借り戸中川渓谷を渡り、当時としては珍しい発電所跡、その電気で鉱石を砕く搗鉱機跡について、また豪華な事務所等について佐藤昭治さんから説明を受け、戸中金山の当時としてはレベルの高さに感心しきり。
原子内先生から石はどのようにしてできるか、石の見分け方ルーペの正しい使い方等の説明を受け、周辺の石の採集をしました。子供たちは珍しそうな石を見つけると原子内先生に持って行き石の名前を聞きたいのですが、テーマの「石はどのようにしてできたのか?マグマからできた石、堆積してできた石」を伝えたい先生としては大変苦労されているようでした。それでもその石の中にモリブデンや磁鉄鉱が含まれていることを知ってとても喜んでいました。どの子も3種類程度の石を学習し、木細工へ出発しました。

原子内先生から諸注意

石の学習会

石の学習会
佐藤昭治さんから鷹ノ巣坑道の説明
石の学習会
戸中川渓谷を石を伝って渡るスリル
石の学習会
佐藤昭治さんから戸中金山の説明を聞く
石の学習会
熱心に先生の説明を聞く子供達

石の学習会

石の学習会

石の学習会

 

木細工では木細工小学校の児童5名と教職員、地域の方々が加わり、総勢40名程になりました。体育館で米里産直の味噌おにぎりを頬張り、午後の石の採集に備えました。今年は水量が多いので、少し上流の川で行いました。菊池春男さんを中心とする地域の方々が草を刈ったり、橋を作って待っていてくださいました。多謝!
行動開始前に、再度テーマ「石はどのようにしてできるか」(マグマでできる石、堆積してできる石)そして木細工特有の磁石にくっ付くという石(餅鉄)のお話を聞き、最低5種類の石は見つけることを今日の目標に向かって石の採集を始めました。ここでは砂金採りをする人も出てきて、盛り上がったが砂金は見つからなかったものの水晶を見つけたり、子供たちは餅鉄を見つけて大喜び、磁石を近づけ、くっ付くのに驚いていました。今餅鉄はあまりなく春男さんが見つけておいた餅鉄を子供たちのために川に置いていたものです。木細工小学校の子供たちには珍しいものではないので、餅鉄を見つけると、他校の子供達にあげていました。やさしい子供達です。また、中には丸い塊を見つけ、ルーペで真剣に観察したもののアスファルトの塊だったりと愉快な発見もあり、大いに盛り上がった石の採集でした。木細工小学校の体育館でラベルに名前を書いて、石の整理をし、お互いに見比べては自慢しているいい風景でした。最後に原子内先生が木細工小学校周辺で採集した石を火山岩と堆積岩に分けた標本を木細工小学校の校長先生に寄贈。

石の学習会
テーマ「石はどうのようにしてできるか」を熱弁

石の学習会

石の学習会
先生が木細工で採集した石の標本で事前に説明をしていただきました

石の学習会

石の学習会

石の学習会

JR水沢駅東口に午後4時頃着き、解散しましたが、案内してくれた佐藤昭治さん、いつも講師として熱心に指導していただいている原子内貢先生、事前に戸中金山周辺の草刈りを してくれた佐藤信雄さん、三井紀悦さん、菊池隆紀さん、佐藤昭治さん、千田義一さん、木細工の川周辺を整備していただいた菊池春男さん、会場を提供していただいた木細工小学校の校長先生をはじめ諸先生方、当日同行していただき子供達にお世話いただいた市広報担当の佐々木光男さん、岩手日日の千田昭彦さん、胆江日日の宮本升平さんご協力ありがとうございました。また、大人の方も多く参加していただき心から感謝しています。
子どもたちが、石にはそれぞれに歴史があり、歴史からいただいた名前があることを少しは理解してくれたのかな、そして「石っこ賢さん」に近づいてくれたような気がします。
これからも子供たちに「知ること」の楽しさを体得させられる取り組みを計画していきたい思っています。今後ともよろしく!

「旧五輪街道」整備

平成25年6月22日(土)晴れ

27日仙台のカルチャースクールの人達が米里を訪れるということで、旧五輪街道の整備事業を行いました。8時50分に上大内沢部落館前に集合し、打ち合わせをしてすぐに頂上と下の二手に分かれて行動を開始した。今日の参加者は委員長千田武宏さん、区長千葉光男さん、千葉勇幸さん、佐藤信雄さん、菊池隆紀さん、千田伸二さん、千田正文さん、千田義一さん、山崎の9名。
頂上はやはりイタドリが伸びて、案内板も階段も草に覆われていた。途中、ここ二日以内の熊の糞や木に爪痕があった。オダマキやニッコウキスゲ?が咲いていた。春ぜみの鳴き声が強い日差しに余計に高く聞こえる。3時間ほどで合流し、団子を食べながら世間話をして、終了。どの人も疲れているようだが、満足しているようだ。物事っていうものは、後で感ずるものだ。動きを作ることがが大切だと思う!

旧五輪街道整備

旧五輪街道整備

旧五輪街道整備

旧五輪街道整備

旧五輪街道整備

旧五輪街道整備

「人首丸」の墓碑周辺の刈り払い

平成25年6月13日(木)

大森山の中腹にある人首丸の墓碑。彼は蝦夷地征廷に来た朝廷側の大将坂上田村麻呂の娘婿兼光と最後まで戦い、美少年人首丸はこの戦いでこの大森山で屈したと言われている。彼の名前がそのままこの土地の村名「人首村」として明治22年まで使われ、その後米里村に変わった。
現在は字名「人首町」が残っている。米里文化財調査委員会は毎年墓碑までの山道を刈り払いし続けている。この日は春ゼミの蝉しぐれがすごいと感じた。最後はお神酒をあげ、みんなで拝み、団子を食べて今年の刈り払いを終えました。今年は木苺がまだ花の状態で、熟すのは2週間後位か?[余談]岩手沿岸で有名な郷土料理「いちご煮」は、ちょうど木苺が実る頃にウニを採り、あわびと一緒に煮たもので、黄色い木苺に似ているからかなと思ったりしている。自信なし・・・・・。今、木苺が熟れています。

人首丸の墓碑周辺の刈り払い

人首丸の墓碑周辺の刈り払い

人首丸の墓碑周辺の刈り払い

人首丸の墓碑周辺の刈り払い

 

ほとんどが70代以上。田舎は今大変です。

「蓮華つつじ・野芝を救う」運動

平成25年6月11日(火)

「賢治の森」でこの運動を始めて3年目になります。笹や柳の木等を刈ったためか、かなりツツジの姿が見られるようになりました。今日は午後から7名(小竹倉男さん、佐藤信雄さん、三井紀悦さん、菊池隆紀さん、佐伯研二さん、杉田勇さん、山崎)で取り組みましたが、東菊の咲いている部分は花が終わるまで待つことにして、終了しました。

蓮華つつじ・野芝を救う運動
物見山を背に記念写真

蓮華つつじ・野芝を救う

蓮華つつじ・野芝を救う運動

蓮華つつじ・野芝を救う運動
立石の向こうには大森山
蓮華つつじ・野芝を救う運動
風の又三郎君も気持ちよさそうでした!
蓮華つつじ・野芝を救う運動
昔は向こうの松林はなかったそうです。伐って蓮華つつじの顔を出してあげたい。

 

「種山高原山開き」

平成25年6月2日(日)
種山高原観光協会(会長小沢奥州市長、副会長多田住田町長)

6月。もう梅雨に入ってもいいのに、なぜか晴天続きです。今年の天候はちょっと変です。秋の実りの時期が不安!これまで寒くて蓮華つつじが咲くかどうか心配でしたが、どうにか間に合ってよかった。
さて、今年も奥州市と住田町がスクラムを組んで、山開きが行われました。これからは、色々な取り組みを連携して進めていかなければならないと思う。世界の平和を希求する宮沢賢治が、この種山ヶ原を題材に色々な形の文学作品を育んだところだから。
今年は、イベントも工夫され、楽しい一日だった。市役所・商工会議所の皆さん、お疲れさまでした。

種山高原山開き

種山高原山開き

木細工小学校の子供達と親・若者の「種山ヶ原太鼓」。「親の姿を見て子は育つ」のいい例です。

種山高原山開き
奥に見えるのが立石
種山高原山開き
伊手の金津流鹿躍り
種山高原山開き
婦人会も祭り盛り上げに頑張っていました。

 

お祭り広場のあちこちで、踊りを見ながらジンギスカン鍋で楽しんでいる。うらやましいと思いながら
帰ってきた。来年は近所の人達を連れてきたいと思う。