牡鹿が勇ましい! 種山ヶ原の早朝 須川岳、焼石連峰、岩手山がいつも静かに
続きを見る>>初冬の種山ヶ原(1.6MB)
「賢治街道を歩く会」は宮沢賢治の足跡や作品と米里の関わりの深さを正しく後世に伝えるため発足した会です。
牡鹿が勇ましい! 種山ヶ原の早朝 須川岳、焼石連峰、岩手山がいつも静かに
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続きを見る>>宮沢賢治と詩碑「人首町」 (PDF:3MB)
10月30日物見山へ向かう市道の草刈りを終え、種山ヶ原の作業を終えました。今年参加してくれた人は延120名でした。多謝! 放牧の牛たちも里帰りをしています。
笹やぶからツツジが顔をだし、春には野芝と共に東菊や春リンドウなど訪れる人を喜ばしてくれると思います。
9月を過ぎると、種山ヶ原はもう晩秋。山桜の葉も散り始めています。物見山はノアザミの花が過ぎ、まだヨメナや千振の花が咲いていますが、今年最後の草刈りを行いました。天気予報では晴れだったので、岩手山もきれいに見えるだろうと思ったのですが、奥羽山脈全体が霞んでいました。
それでも平均年齢79歳の6名は野芝や蓮華つつじを守る取り組みをしました。年3回刈っているのですが、笹はどうしてこんなにもと思うくらい元気に出てきます。
笹のエキスを薬にすることもうなずけます。草刈りの後のお茶は格別です。草刈りの途中携帯に電話があり、賢治の森付近で事件があったようで、人手も必要だろうと早々に切り上げ賢治の森に急行。事件内容は後日。
山ぶどうが、今年は結構種山ヶ原にも生りました。千振の姿は激減しましたが、小学生の頃図書館の本購入のために、全校で千振採りに白山堂に行ったことを思い出しました。
来年もきれいな野芝が見られると思います。
稲刈りや諸行事で3名だけで取り組んだ。
やはり今朝もサブちゃんがいた。光紀君はすでに刃を研いで待っていた。
作業終えて三井さんとコウタケ採りに山に入った。4日前に残しておいたキノコを誰もとっていなかった。良かった。香茸というだけあって香りのいいキノコである。
家内がすでにきって干していた。
朝は少し雨、しかし良い天気になり気持ちがいい。
物見山登山道に今年も5月、8月の大雨で大きな溝ができた。6月6日、8月24・25日に菅原平八氏の協力を得、概ね補修したが、根本的な工事が必要と思う。また、種山高原観光協会の取り組みとして住田町・奥州市の関係者が登山道の整備を行った。本当にお疲れさまでした。多謝!
軍馬育成のための種山ヶ原は、裸足でも歩ける野芝だったそうです。馬の草の食み方が野芝を守っていたようです。又、馬は蓮華つつじを食べないので、牧場には蓮華つつじだけが残り、種山の風物のひとつになりました。宮沢賢治先生が訪れた頃も、野芝を駆ける馬の群れ、そして所々に蓮華ツツジが咲いていたのでしょう。古老たちは、種山ヶ原は裸足で歩ける野芝だったと言う。
私たちは、ここ10年以上雑木や笹に侵されたその蓮華つつじと野芝を救う取り組みを続けています。今年は、駐車場の土手に生える蓮華つつじの整備を進めています。よく見ると、幼木が50本以上あり、これらの生育を助けるために、今春から柳などの根を取り除き、整備を続けています。
五輪峠からは、北上平野(胆沢平野)、江刺・水沢が見える。宮沢賢治は大正13年3月24日軽便鉄道で鱒沢駅に下車し、鮎貝~五輪峠~人首(泊)。その後、水沢緯度観測所を訪れている。この年に「銀河鉄道の夜」の執筆が始まったと聞くと、何故かうれしい。
現在残念なことに、五輪峠の木が大きくなり下界が少ししか見えなくなった。市にこのことを話すと快く市有林の木の枝を伐ることを許可してくれた。10月に伐採の予定。尚、春には上大内沢に下りる旧五輪街道の階段を9人の会員の協力で10年ぶりにリニューアルした。しかし、未だに街道の整備が進まず来訪者に迷惑をかけている。10月に整備作業を計画している。
私の覚えている五輪の塔は今とはかなり異なる。小学生の頃(1951)友達3人、先生とで五輪峠に行ったことがある。峠の崩れた道端に五輪塔の石が転がっていた。現在よりはるかに小さい丸い石が印象に残っている。新しい五輪街道ができた時、現在地に移動したのであろう。今、花巻市によって立派に整備されている。今の五輪塔は花巻市の人が建立したもののようだ。
※①賢治は大正6年にも訪れていたらしい。
②旧五輪街道を越えた人の中には、宮沢賢治以外に
・澤辺琢磨 ―坂本龍馬の又従兄弟 、ロシア正教の日本人で初めての司祭
・河東碧梧桐―正岡子規の弟子「人首と 書いて何と読む 寒さかな」(句碑は人首城に)
・佐々木喜善―日本のグリム
・柳田國男 ―「遠野物語」
③五輪街道は11月頃から5月頃まで雪のため通行止めになる。
9時過ぎにはいつも東屋に休んでいます。今日も軽トラで行くと、草むらからあいさつに出てきた。2018・6に撮影したこの子かもしれない?全てカメラ目線だ。
動物はアナグマ、キツネ、タヌキ、熊、鹿、そしてカモシカ。カッコーも春になるとよく鳴いてくれる。その頃春ゼミも鳴き、春の合奏だ。空にはワシやタカが舞い飛び、モズやキジバトの数が増え、種類も多くなった。モリアオガエルもいる。今、秋、佐藤充孝さんは賢治の森の下にある牧草の刈り取りに余念がない。トラクターが走ると、カラスやトンビが追いかける。とんぼの群舞も始まった。赤とんぼもちらほら見えてきた。