平成26年8月7日晴れのち雷雨
水晶探しに夢中!
8月7日(木)「石の学習会」に25名の参加。
10時ガイド佐藤昭治さんの案内で戸中金山坑口を見学。途中の道には、原子内先生が石の名前等が書いたラベルを張った石が並べられていた。先生のうれしい配慮である。
山に入るなり、ヒヤッと涼しい。正に森林浴。自然がそこにありました。
坑内には十数年前から立坑に水がたまっていて危険なため中に入ることはできない。前夜、大雨で川を渡れるか心配でしたが、全員無事渡ることができました。
精錬所跡地には、水車で発電し、鉱石を砕く搗鉱機の跡や戸中川から水を引く水路跡等が残っていて、歴史等を佐藤昭治さんから説明を受けました。電気は坑道にまで引いていたようです。その後、原子内先生から変成岩のお話を聞き、学習が始まった。まもなく、小学生が小さな水晶を見つけたら、全員水晶探しに夢中になってしまった。中には方解石を発見した人、僅かに銀?が付着した石を見つけた人等、またたくまに1時間半が過ぎてしまった。
12時、すぐ脇に「風の又三郎」、「農村の子ら」ロケ地旧木細工小学校がある木細工自治会館をお借りし、休憩と昼食。昼食は鳴瀬産直の名物弁当「味噌焼きおにぎり」を食べひと休み。1時から奥州市立木細工小学校齋藤校長先生のご配慮で理科室をお借りし、原子内貢先生作成の資料「石の世界を訪ねよう」を使って「石の成り立ち」について講話を頂きました。参加者が小学1年生から中学3年生までなので、先生も大変苦労されたようでしたが、先生の熱い思いが伝わったようで、熱心に聞いていました。この地域には多くの変成岩があることや人首の五万分の一の地形図が大正5年に県内で2番目に作られたこと等一般参加者にも興味深いお話でした。
今回の石の学習会にあたり、戸中金山跡地所有者水沢在住の松田さんから入山許可を快く頂き、子ども達も大人もとてもいい学習ができました。松田さんのご好意に感謝申し上げます。また金山跡地や周辺の草刈りをしていただいた、三井紀悦さん、菊池隆紀さん、佐藤昭治さん、千田義一さん暑い中本当にありがとうございました。講師の原子内先生、佐藤昭治さん、木細工小学校の先生方、菊池春男さん、ご指導ご支援に心から感謝申し上げます。