『第3回石の学習会』

【開催日】平成24年8月6日(月)

第3回石の学習会
原子内先生から「石の成り立ち」

今年から奥州市全域にポスター等でお知らせして実施したところ、各地から参加していただきました。総勢40名。前日には役員の菊池春男氏、菊池隆紀氏が学習会場の人首川周辺の草刈りを、拾えない時のために餅鉄を小竹倉男氏・菊池春男氏が、金鉱石を菊池雄幸氏が、其々取り組んで当日を迎えることができました。多謝!

第3回石の学習会2
佐伯研二先生から「宮沢賢治と米里」

水沢駅を8時30分出発、江刺市所を経由し、奥州市立木細工小学校へ。すでに自家用車で保護者と来た子供たちや会員が迎えてくれました。
体育館で佐伯研二氏の「宮澤賢治と米里」、原子内貢先生の「石の成り立ちや種類について」のお話を聞いて、採集にすぐ校舎の後ろの川へ。目標は5種類以上の石を集めること。幅が5M の小さな川で、大きなクルミの木などに覆われて涼しく、むしろ水は冷たいぐらいで快適だ。早速餅鉄を見つけて喜ぶ子供たち。珍しいものではモリブデン?かなという石もあり、大人も交じっておおいに盛り上がりました。

第3回石の学習会3

第3回石の学習会4

第3回石の学習会5

第3回石の学習会6

第3回石の学習会7

第3回石の学習会8

昼食のおにぎりを食べ、集めた石の整理をしました。午後1時半頃雷が鳴り、どしゃ降りの雨。
「先生、これなんて言う石?」聞いた後はラベルに書いて貼り付ける。これで夏休みの研究、終り。?

第3回石の学習会9

第3回石の学習会10

五輪峠

【開催日】平成24年6月24日(日)

五輪峠001

26日(火)NPOネットが募集した30名の人達が五輪峠を歩くというので、10名の応援を得て五輪峠の刈り払いに行きました。今年度初めてなので、松の大木が2本倒れており、イタドリは高さ3Mにもなり、大変でした。
疑問:宮澤賢治イーハトーヴ風景地の一つ「五輪峠」にエリア外とはいえ、鉄塔が立っていました。風景地を守ろうとする者の気持ちも考えてほしかった。

五輪峠002

五輪街道整備春ゼミが鳴き、大ルリのさえずりを聴き、木陰で休む8人の侍この辺が丁度中間地点。下からの入り口の案内板をたてました。

【開催日】平成24年6月26日(火)晴れ

五輪峠003

五輪峠004
30名程が五輪峠にやってきました。途中、胆沢平野が見える場所で休憩をとりましたが、その時大ルリが正に瑠璃色のきれいな姿で森の中へ。

五輪峠005

五輪峠006
佐伯邸前で

「五輪峠」で佐伯研二事務局長から「宮澤賢治と五輪峠」の説明を聞き、いざ出発。木漏れ陽の雑木林の小道は腐葉土でやわらかく、歩きやすい。道端にはミヤマオダマキ草やホタルブクロが、上を見れば朴ノ木の大きな葉に白い大きな花に歓声が。また、木いちごの実や山桑の実を頬張り、あっという間の50分で上大内沢に。バスで佐伯邸に行き、昼食を食べ、佐伯事務局長のお話を聞いていた時、誰かが「あっ、かわいい小熊」。木の陰から小熊も一緒に聞きたかったのか、顔をのぞかせていました。みんなの楽しい1日になりました。

今年の「賢治の森」

昨年、初冬の吹雪の日、宮澤賢治が訪れた頃のような草原の種山ヶ原にしようと会員15人で松の木を伐採し、笹を刈り、幾分眺めのいい「賢治の森」になりました。
蓮華つつじが去年よりたくさん顔を出し、少し咲き始めました。6月4日の山開きには多分満開でしょう!残念なのはまだまだ灌木が多いということです。賢治の見た「種山ヶ原」には程遠い風景です。どうにかせねば・・・・・

2012今年の賢治の森-001

2012今年の賢治の森-002

薄紫の「東菊」が一面に咲いていました。蓮華つつじが少し咲き始めました。昔、放牧された馬は草や笹は食べるが蓮華つつじを食べないと言われています。そのために蓮華つつじだけが残ったのでしょう。因みに東菊を昔「皿っこ花っこ」と言っていたような。

2012今年の賢治の森-003
蓮華つつじが少し咲き始めました。昔、放牧された馬が蓮華つつじを食べないために残ったと言われています。

2012今年の賢治の森-004
牧草が伸びて、気持ちのいい高原ですが、放射能の量が基準より多いということで、放牧は中止。また、土も掘り起こさなければなりません。今は、もう問題はありません。カッコーが大きな声で鳴(泣)いていました。私たちも「宮沢賢治の詩の原風景」を取り戻すために頑張ります。11月には木や笹の刈り払いを実施します。ご協力をお願いいたします