五輪峠は今①

1 五輪峠の歴史について
 【五輪塔について】
 今から350年以上前に、上大内沢の千葉日向という侍が、葛西大崎一揆によって葛西氏が攻められた時、従軍して戦死した父の菩提を弔うため上野の子息日向が寛永年間に建立したものと言われている(江刺郡志)。千葉上野屋敷跡は上大内沢にある。
 峠はかつての盛岡藩領と伊達藩領の藩境で、麓には両藩の境目番所があった。
 昭和29年五輪峠に行った時、まん丸い石が崖の下にあり、不思議に思ったことを覚えている。地震で崩れていたのだろう。その後31年に県道ができた時、花巻側に移されたのでしょう。現在の五輪塔は三代目と思われる。

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