「種山ヶ原は今㉔」

「種山ヶ原」 作詞 宮沢賢治 作曲 ドボルザーク

春はまだきの朱雲を
アルペン農の汗に流し
縄と菩提樹皮にうちよそひ
風とひかりにちかひせり
四月は風のかぐはしく
雲かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる

繞る(めぐる)八谷に霹靂(へきれき)の
いしぶみしげきおのづから
種山ヶ原に燃ゆる火の
なかばは雲に鎖(とざ)さるゝ
四月は風のかぐはしく
雪かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる

ドボルザーク作曲「新世界」の曲に上記の詩「種山ヶ原」をのせて、生徒に教えていたそうです。一般的に歌われているよくキャンプファイヤーで歌われる「遠き山に陽は落ちて」は昭和24年に「家路」を翻訳したものだ。

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