「種山ヶ原は今㉔」

「種山ヶ原」 作詞 宮沢賢治 作曲 ドボルザーク

春はまだきの朱雲を
アルペン農の汗に流し
縄と菩提樹皮にうちよそひ
風とひかりにちかひせり
四月は風のかぐはしく
雲かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる

繞る(めぐる)八谷に霹靂(へきれき)の
いしぶみしげきおのづから
種山ヶ原に燃ゆる火の
なかばは雲に鎖(とざ)さるゝ
四月は風のかぐはしく
雪かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる

ドボルザーク作曲「新世界」の曲に上記の詩「種山ヶ原」をのせて、生徒に教えていたそうです。一般的に歌われているよくキャンプファイヤーで歌われる「遠き山に陽は落ちて」は昭和24年に「家路」を翻訳したものだ。

続きを見る>>種山ヶ原は今㉔

「種山ヶ原は今㉒」賢治の森

12月から「星座の森」は水不足のため閉館となり、入山禁止になりました。
そして10日頃から降り始めた雪で北上山地は白の世界に。満月の時は、丁度種山ヶ原から月が上り、やがて火星が赤っぽい姿を見せてくれました。木星はすでに高く煌き、とてもきれいでした。ふたご座流星群も14日の8時頃には、雪もやみ、奇跡の星空が現れ、かすかに尾をひく流星を見ることができました。
動物たちはどうしているのでしょうか。クマは穴で冬眠していると思いますが、カモシカ、鹿、猪の今年生まれた子ども達はこの冬をどう過ごすのでしょう。

続きを見る>>「種山ヶ原は今㉒」

「種山ヶ原は今㉑」

水不足で11月6日で急遽営業を止めました。今日も多くの方が訪れていますが、申し訳ありません。静かな星座の森です。スタッフが来年に備えて頑張っています。
鹿やカモシカは牧草地で悠々と草を食んでいます。イノシシはミミズでも探しているのでしょう、穴掘りに頑張っています。ユリの根だけは食べないで欲しいのですが。野芝は賢治の森と物見山周辺だけになってしまいました。牧草地が近い為、牧草の種が入り、笹が侵攻してきて大変です。頑張って守るしかない。

続きを見る>> 「種山ヶ原は今㉑」

「種山ヶ原は今⑳」

 牧草の刈入れも終わり、種山ヶ原は今冬を迎えんとしています。桜の葉も落ち鹿とイノシシだけは元気に活動しています。キャンパーは今尚50以上のテントが張られ賑わっています。静かに焚火をしながら物思いに耽っているのでしょうか。幸せそうに見えます。ヤマナシの実もあと少しで熟れてくると思いますが、動物たちのもの。

続きを見る>>「種山ヶ原は今⑳」